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男性に尽くす女性。

こんなにも愛しているのだから、と、あれやこれやと尽くす。

特にM女性が、
主人がどんなことを考え、望んでいるのか察知し、
それを叶えたいという気持ち。素晴らしい資質だと思う。

もしかして迷惑がられないだろうか、と不安になりながらも
仕える喜びを得たM女性は幸せである。


だが、そういう「尽くし」が重いと感じられたら嫌だと思う女性も多いはずだ。

重い・重くない。

その差はどこにあるのか。
(よく訊かれる質問だ)


それは至極シンプルな法則。

例えば、貴女は主人に奉仕したい。
でも本当にその奉仕を主人は望んでいるのか。考えたらよい。
本当は自分が奉仕したいだけではないのか。

男の喜びそうな事、気遣い、そういったことを
一生懸命しているつもりでも、
それが相手の希望に沿わなければ、意味がない。

「尽くし」は一見理想的な行為である。
だが、主人が望んでいない「尽くし」は自己中心的だ。
だが、なかなか本人は気づいていないのが難しいところだ。


こんなに愛して、尽くしているのに・・
いつのまにかうまくいかなくなる・・

なんで私の気持ちをわかってくれないのだろう・・


そんな女性は、本当に相手の気持ちを理解し、相手の立場に立っているか
考えるとよいのかもしれない。

相手の気持ちを理解しようとしない「尽くし」は
本来は愛情と言えない可能性がある。



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私にメールくださる方は、
現在進行形のSM相談メールが多い。

つまりは現在のパートナーとの関係で悩んでいるM女性。

悩みの内容は、一人一人全く違う、と言っていいものの、
共通しているのは、真剣さ、だと思う。

真剣にSMに向き合っているからこそ、その混乱・苦悩は大きい。
精神的な側面が強調されたSMの悩み。
そして主人に相談できぬもどかしさ。

それがひしひしと伝わってくるからこそ、簡単には答えられぬ質問も多い。
しかもパートナーの考え方と私の考え方が一致している確証がない。

なかなかむつかしい。


しかしM女性が解決の糸口を見つけたときの感覚は、
私が調教しているとき体感するものと似ていると思う。

それはSにとって大きな喜びの一つだ。

何かを解決していくこと。
それが私のS性の一部分であり、
それができなければ、支配は成立しない。






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なかなか更新できません

もうしばらくすると、時間がとれそうです

読んでみたい話、ありましたら是非教えてください。




道端に一輪の花が咲いている。



本当に小さい赤い花だったが、小さな花弁を精一杯、自己主張して広げているかのような

綺麗な赤い花。


小さいながらも懸命に生きている。


一見、生命力は溢れていて、輝いているように見えた。

そして何より美しい花だった。

気になって、私はかがみこみ、赤い花を見つめてみた。



近くで見ると、花弁の所々がしおれていた。

元気に見えたのは、遠目に見たからか…。

どこか苦しそうでもあった。

このままだと枯れてしまいそうだった。


そして花は何かを語りかけてくる。

小さな声ともわからない声で。

私は耳を傾けた。



どうか助けてください…


そう言っているようだった。



見た所、赤い花が生えている土は良くない。

この土は腐っている。

このままでは

いずれは枯れてしまう…。


この場所は赤い花にとって、苦しさを生むばかりなのだろう。

花の言うことは、もっともに感じられた。




「助けてもいいが、私のものにするよ。家の庭に持ち帰り、愛でたいのだ」


しばらくしてから

もちろん、それで構いません、そしたら幸せです。お願いします、と赤い花は言った。

期待に輝いているようにも見えた。




「そうか」私は考える。

花の根は、繊細で傷つきやすい。

一気に土を変えると、花は死んでしまう。

時間をかけて、根気よく、新しい土に植え替えていく必要があった。



「ならば助けてあげようか

 君のような花を愛でるのは好きだからね。



 …でも、私の愛で方は


 …元気になった花を足で踏みにじることなんだ」



そんなことを言えば、

赤い花は、絶句するにちがいない。


でも、

私の予想とは裏腹に

赤い花は、すぐにこう言う

「それでも構いません、お願いします」

と。


そしてその言い方は、心底、嬉しそうだった。

本当にそう願っているのが、理解できた。



私は、土を入れ替えて、家に持ち帰ることにする。




花を踏むために。


そして、暖かく包み込むために。






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