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床に正座させる。

縛ってやると告げると、翔子は「お願いします」と言い、背筋を伸ばして自ら手を後ろへまわす。

腕から始まり、最後にはこぶりな乳房を挟み込むような形で、脇の下から入れた縄、首から前へ胸の中央で交差させる縄をきつめに施す。

目は伏せたまま、されるがまま、静かに待つ翔子は、どこか朦朧としていた。

初めて声を上げたのは、乳首に木製のピンチを挟もうとした時だ。

挟み込む前、
ピンチが乳首に触れた瞬間、
昏睡から覚醒するかのように翔子は息をのむ。

何をされるか悟った翔子は、現実を受け入れるため声を出す。
それは無音に近いあえぎ声だった。

ピンチを挟む力を緩めるとさらに声をあげ、完全に手を離すと痛みに耐えるかのように黙り込む。

痛みから逃れようと、身体を時折くねらせるが、
緊縛された身体は思うように動かない。

しばらく時間が経過する。



ピンチを放すと大きな息と共に、身体を前屈みにうなだれる。

うなだれたまま、沈黙する翔子。

沈黙は数分間続く。



痛みに敏感になった乳首に
軽く触れてやると、
今までの何倍もの電流が身体に流れるかのように、
激しく反応する。

乳首だけでイキそうと告白する翔子。



数分後、
挿入せずとも、
翔子は告白通り絶頂を味わった。






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